失敗しない宅配ボックス埋め込みタイプの選び方と注意点

宅配ボックスって「便利そうだけど、大きくて設置場所に困りそう…」と感じる方も多いようです。
特に最近はボックスセットKNやコンボマルチラージタイプのように「複数受け取りに対応した」大型モデルも増えてきています。(余談ですが、どちらも25kg前後の重量があるので、入荷のたびに梱包でヒーヒー言っています💦)
そのため玄関まわりが窮屈に見えてしまうことも少なくありません。
そんな時におすすめなのが、門袖やブロック塀に組み込んで設置できる「埋め込みタイプ」です。
特に「前入れ後ろ出し」仕様は、見た目もスッキリして動線も快適。
少しマニアックですが、今回は埋め込みタイプの魅力や注意点をまとめてみました。
・新築外構の計画をしていて宅配ボックスを検討中の方
・玄関前のスペースを圧迫せずに設置したい方
・デザインと利便性のバランスを大事にしたい方
前入れ後ろ出しとは?
仕組みはとてもシンプルです。
配達員さんは道路側から荷物を入れ、住む人は門袖やユニットの裏側から取り出す…それが「前入れ後ろ出し」仕様です。
「なんだ、それだけ?」と思うかもしれませんが、実際に使ってみると意外に便利。
道路に出る必要がないので雨の日や夜間でも安心ですし、プライバシー面でもメリットがあります。
宅配ボックスの埋め込み施工方法
設置方法は、「埋め込み施工」という通り門袖や塀に組み込む工事になります。
ブロック塀の場合はブロックの積み上げに合わせて組み込み、コンクリート壁の場合はあらかじめ規定サイズで開口を設ける施工が一般的です。
そのためリフォーム向けというより、新築時にあわせて計画するケースが多い工事方法です。
埋め込みタイプのメリット
埋め込みタイプのポイントは次の通りです。
- 外観がすっきり
道路側から見ると、門袖の中に化粧面(正面側)が収まるので出っ張りが少なく、ファサード全体がきれいにまとまります。本体が大きいだけに、少しの差でも印象は大きく変わります。 - 省スペース
通路が狭い敷地や玄関前に余裕がない住宅でも、本体の一部を埋め込むことで邪魔になりにくい点が魅力です。「置けないと思っていたけど、埋め込みなら大丈夫」というケースもあります。 - 新築にぴったり
後から置き型を足すと「付けました感」が出やすいのですが、新築外構で埋め込めば自然に馴染みます。 - 敷地内から取り出せる安心感
玄関側から荷物や郵便物を取り出せるので、動線がラクです。
基本的には新築時に取り入れられるケースが多いですが、リフォームで既存の門塀に設置されたお客様もいらっしゃいます。
実際に設置されたお客様の声
以下は【ユニソン】宅配ポスト ヴィコDB 100 ポスト有り 後出し をご購入いただいたお客様からのレビューです。
門塀に付いていたポストを取り、宅配ボックス&ポストを付けました。工事だけ業者にお願いしました。使い勝手は良いです。デザインも古くなった門塀に違和感なく馴染みました。値段も抑えられて、満足しています。(当店お客様レビューより)
このように、既存の外構にも自然に溶け込むのが埋め込みタイプの魅力です。設置後の満足度が高いのも納得できますね。
設置のときに多い相談
特に多いのが「コンクリート壁をどのくらいの大きさで開口すればよいのか」というご相談です。
ここは注意が必要で、開口部を規定より小さくすることはできません。製品ごとに必要な寸法は細かく決められており、施工説明書に明記されています。
「この寸法で本当に大丈夫かな?」と不安に思うのは当然ですが、寸法だけ知っても施工できるかどうかまでは判断できません。
当店ではご依頼いただければ事前に施工説明書のURLをお送りしますので、施工担当の方と確認してからご購入いただくことをおすすめします。
こうしておけば、施工の際に「しまった…」とならずに済みます。
どんな商品があるかピックアップしました!
埋め込み対応の宅配ボックスをいくつかご紹介します。詳しくはリンク先をご覧ください。
【LIXIL】宅配ボックスKN 前入れ後取り出し(アルミカラー)
空間との調和を叶えつつ、優れた操作性も備えたLIXILの次世代モデル。豊富なカラーバリエーションでエクステリアデザインに合わせて選べます。
【ユニソン】宅配ボックス ヴィコDB 120 ポスト無し 後出し
無駄のないシンプルさで暮らしに溶け込むデザイン。受け取り確認窓が外から見えないので、外観を損なわず設置できます。120サイズの荷物に対応しているので、大型商品を通販でよく購入する方にもおすすめです。
【パナソニック】宅配ボックス COMBO(コンボ)ミドルタイプ
留守中や手が離せない時でも荷物を受け取れる定番モデル。コンパクトタイプから大容量タイプまでサイズ展開があり、家庭に合わせて選べます。
新設なら「ポスト」+「宅配ボックス」ですっきりまとまる
最近はポストと宅配ボックスが一体になったタイプも多く販売されています。
埋め込み施工は新設で導入されるケースが多いため、一体型を選ばれるお客様も少なくありません。
いくつか一体型の商品もご紹介しますので参考にしてください。
【パナソニック】ポスト一体型 コンボマルチ ミドルタイプ(1ボックス)前入れ後出し CTN1121R(L)
ポストと宅配ボックスが一つになったモデル。郵便物も宅配物もまとめて受け取れ、厚さ7cmの大型郵便物にも対応しています。
【ナスタ】Nasta Box+POST(ナスタボックス プラス ポスト)サイズL/前入後出/壁埋込タイプ
外扉は外構に馴染みやすいシンプルな1枚扉。ポストと宅配ボックスが一体になっているので、郵便と宅配をまとめて受け取れて動線もスムーズです。
【LIXIL】ボックスセットKN 前入れ後取り出し ポスト錠付き(アルミカラー)
デザイン性と操作性を兼ね備えた宅配ボックス。ポスト錠付きでセキュリティ面も安心です。
【オンリーワン】ポスト&宅配ボックス KALE(カレ)
背面扉の開閉はダイヤル錠。郵便物・宅配物の取出しのためにカギを取りに宅内に入らなくてもいいのでラクチン。
【ユニソン】コルディア100ライト ポスト有り 後出し
ダイヤル錠タイプで鍵の管理が不要。落ち着いたマットカラーでモダン住宅にマッチします。
まとめ
宅配ボックスを埋め込みタイプにすることで、外観がすっきりし、スペースの有効活用にもつながります。
さらに前入れ後ろ出し仕様なら、敷地内から荷物も郵便物も取り出せて生活動線がスマートになります。
施工の際は「開口部をどうするか」が重要ですが、これは施工説明書を基準に必ず業者さんと相談してください。当店でも事前に資料をお送りしていますので、迷ったらぜひご相談ください。
宅配ボックスを検討中の方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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