宅配ボックスの相場は?価格帯別の特徴と選び方のヒント

宅配ボックス、まず気になるのは正直「価格」ですよね。
楽○やA○zonを見ると1万円台(なかには数千円…!)もある一方で、当店だと10万円を超えるモデルも普通にあります。そりゃあ「どれにしたらいいの…?」ってなります。
ただ、値段は「高い=安心」「安い=お得」とは限りません。
サイズや設置のしかた、素材、細かな機能…そういう積み重ねで決まっていきます。
この記事では、まず“価格差の理由”をざっくり説明してから、価格帯ごとの特徴を実例付きで紹介します。
・価格を基準に候補を絞りたい方
・新築/リフォームでどのグレードが合うか迷っている方
・デザインと機能、どこで線を引くか考え中の方
価格帯の違いが生まれる理由
「同じ宅配ボックスなのに、どうして1万円台から10万円以上まで幅があるの?」と思う方も多いと思います。実はこの差には、いくつかの要素が関係しています。
ポイントをまとめると、
- サイズ(受取可能容量)
受け取れる荷物の大きさや数が増えるほど、本体のサイズも大きくなり価格も上がります。 - 設置方法
折り畳み型・据え置き型・壁掛け型・埋め込み型・ポスト一体型など設置方法が異なり、施工性や本体価格に差が出ます。 - 素材やデザイン
樹脂製・スチール製・ステンレス製・木目調仕上げなど、耐久性や質感でコストが変わります。外構デザインに合わせたカラーや質感にこだわる方は、この部分の違いを意識してみてください。 - 機能面
錠無しから、シンプルなダイヤル錠、セキュリティを高めたシリンダー錠、さらには宅配業者が押印できる機能まで。最近は複数受取機能が出来るモデルも出ています。使い勝手の幅が広がるほど、価格も上がる傾向があります。
つまり、宅配ボックスの価格帯を見れば「どんな機能や設置スタイルを求めるか」が自然と見えてきます。
価格帯別の特徴とおすすめの宅配ボックス
ここからは、実際の価格帯ごとの特徴と商品をピックアップしてご紹介します。気になる宅配ボックスが見つかるかも!?
※掲載商品は2025年9月時点の当店販売価格をもとに、価格帯を分けてご紹介しています。
1万円台:DIY向きの宅配ボックスをお探しの方におすすめ
置くだけで設置が完了するタイプや、宅配ボックスというよりも「宅配バック」といったような折り畳みタイプが中心。大手ECモールでよく販売されているようです。
この価格帯は、DIYで簡易的に宅配ボックスを導入したい方におすすめの商品がそろっています。
※残念ながら当店では、外構のプロ向けの商材を取り扱っているため、本価格帯の宅配ボックスのお取り扱いがございません。(すみません)
2万円台〜3万円台:後付けや今あるポストに追加したい方におすすめ
「もうポストは付いてるから、宅配ボックスだけ設置したい。」という方向けの「壁付けタイプ」や、「DIYで宅配ボックスだけ後付けしたい!」という方向けの「据え置き」対応モデルなどを取り扱っています。
この価格帯は、宅配ボックス本体が樹脂製の物が多く、軽量で扱いやすくサビに強いという特長があります。
その一方で、鋼板製のような重厚感はないので、宅配ボックスに高級感やデザイン性を求める方は、より上の価格帯の宅配ボックスをおすすめします。



別売のベース材を使えば接着施工で簡単に据え置き設置ができるのでDIYで宅配ボックスを設置したい方におすすめ。 カラーもマットブラックをはじめ全7色から選べるので、玄関まわりの雰囲気に合わせやすいです。「もうポストはあるから、とりあえず宅配ボックスを使ってみたい」という方におすすめの一台です。
4万円台〜6万円台:スタンダードな選択肢
独立設置が可能な「ポールタイプ」や、ポストと宅配ボックスが一体になったモデル、据え置き型など、設置方法がこの価格帯から多数選べるようになります。
また、受け取り可能なサイズも120サイズモデルも選べるので、宅配ボックスに受取可能な容量を求める方にもおすすめの価格帯です。
先ほどちらっと話が出ていた「鋼板製」のモデルもこちらの価格帯であれば選べるので、樹脂の質感が気になるかたはこの価格帯からの検討をおすすめします。




120サイズ対応の大容量タイプ。セットの台座にレンガや砂袋を重りとして入れれば簡単にDIY設置が可能です。アルミカラーから木目調まで同価格で色を選べるので、外構のトーン合わせもしやすいのがうれしいポイントです。(大体のメーカーは木目調色はアルミカラーよりも価格が高くなります。)
7万円~10万円台:デザイン性・ポスト一体型モデル
ポスト一体型のモデルが多いので、新設で宅配ボックスとポストをまとめて設置しようとお考えの方にお勧めの価格帯です。
複数受取に対応している商品や、据え置きやポール建てで独立設置しても外構デザインを損なわないようなスタイリッシュなモデルが多数あります。
宅配ボックスって操作部分が見えたらデザインが台無しだな・・・という方には化粧扉がついているモデルも多数あります。
実際に当店で宅配ボックスをご購入頂いている多くのお客様はこの価格帯のモデルを選ばれるケースが多いです。




ポスト+宅配ボックスの一体設計で、宅配部は2室構成。大きな荷物と小さめの荷物用の部屋が分かれているので、不在時でもしっかり受け取れる安心感があります。 ポスト側は7cmまでの厚みのある郵便物にも対応するので、ちょっとした荷物なら宅配室を使わず受け取れるので効率的。玄関の見た目も動線もスッキリまとまります。
11万円以上:外構デザインの一部に映えるモデル
宅配ボックス=箱型とお考えの方も多いと思います。
ただ、この価格帯になると、デザイン性や質感にもこだわったモデルが多数登場します。アプローチの主役級として魅せたいならこの価格帯がおすすめ。
もちろん機能面でも、独立設置・ポスト一体型・複数受け取りなど機能性も充実しています。
初期投資は上がるものの、外構と一体で長く満足できるのがこのクラスの良さ。




ポスト一体型なのでポストも宅配ボックスもまとめて“これ1台で完結”。小型の荷物は内部フラップで複数受取でき、1件目はしっかり大きめサイズにも対応。 ポスト部は大型郵便が受取可能で特に非の打ちどころがないモデルです。(しいて言えば、埋め込みは後ろ出ししか選択肢がないということでしょうか。)木調のパネルは外構を上品に見せ、ファサードの印象アップにも一役買ってくれます。
まとめ
宅配ボックスの価格帯は、そのまま「どんな使い方を想定しているか」を反映しています。
例えば、まずは簡易的に置きたいなら1万円台。コンパクトに始めたい方は2〜3万円台。
容量や安心感を求めるなら4〜6万円台がちょうどよくて、デザイン性や大きさにこだわりたい方は7〜10万円台。
そして、外構の一部として“見せる”存在にしたいなら、11万円以上のモデルがおすすめです。
このあたりを目安にすれば、なんとなく自分のイメージに合うモデルが見えてくるはずです。
当店ではプロの外構業者さんも使うようなメーカー品を取りそろえていますので、長く安心してお使いいただけると思います。
宅配ボックス選びで迷っている方にとって、この記事がちょっとしたヒントになればうれしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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