関西エクステリアフェア2025参加レポ！ナスタの新型宅配ボックスとIoT対応モデル発表か？

2025年6月5日・6日にインテックス大阪で開催された「関西エクステリアフェア2025」では、数多くのエクステリア関連企業が出展していました。

前回は「福彫」さんをご紹介させていただきましたが、今回は第2弾として「ナスタ」さんのブースをご紹介いたします。

2025.06.10

2025年6月5日（木）・6日（金）の2日間、インテックス大阪で開催された「関西エクステリアフェア2025」に参加してきました！会場はインテックス大阪の1・2号館と広く、約60の企業・団体が出展する、日本最大...

ナスタは、宅配ボックスや集合住宅向けポストを多く手掛けているメーカーですが、今回は特に宅配ボックスの展示に力が入っていました。

当店でも人気の「あの」商品の新作も展示されていましたので、早速ご紹介いたします。

■本記事はこんな方におすすめ
・関西エクステリアフェア2025に参加できなかった方
・ナスタさんの新商品が気になる方

当店でも人気の宅配ポスト「Nasta Box+POST」に新モデルが登場！
その名も「Nasta Box+（ナスタボックスプラス）」…POSTが外れただけじゃないか！と思わずツッコミを入れてしまいそうなネーミングです。

関西エクステリアフェア2025 ナスタ展示ブースナスタボックスプラスが発売予定まぁ名は体を表すということわざ通り、POSTが付いていない機種、つまり「宅配ボックス機能のみ」のモデルということになります。

この新しい宅配ボックスは、2025年夏に発売予定で「宅配ボックスだけが欲しい」といった、いわゆるリフォームの後付け需要をターゲットにしたモデルとなります。

従来のポスト機能を除外し、宅配ボックスとしての機能に特化したこのモデルは、ポストが無くなる分、ボックス内部が広くなり、より多くの荷物を収納することが可能です。

サイズ展開は従来同様「M」・「L」の2サイズ。

価格は、据置用の幅木をセットしてもLサイズで「定価98,000円（税別）～」を予定しており、非常にお手頃でコストパフォーマンスの高い商品となっています。

当初の発売予定では、取り出し方向は「前入れ前出し」のみとのこと。

後々とはなるものの、壁埋込施工にニーズの高い「前入れ後ろ出しタイプ」も販売予定とのことでした。

従来の宅配ポスト「Nasta Box+POST」も人気でしたが、「ポストは付いているから、ポストの機能は不要なんだよな…」という方にとっては朗報だと思います。

参考出品として、スイッチボットと連動した宅配ボックスも展示されていました。

関西エクステリアフェア2025 ナスタ展示ブーススイッチボットに対応した新型が登場か？

SwitchBotとは何ぞ？
スイッチボットは、遠くのスイッチを押してくれる指ロボットです。工事不要で取り付け簡単。ボタンやスイッチの横に貼り付けるだけで工具は不要。様々な家電をIoT化することができるアイテムです。

従来のシリンダー錠による解錠方式では、鍵の管理が面倒という声が多くありましたが、SwitchBotを連動させることでスマートフォンのアプリで解錠できるようになります。
また、このシステムはアタッチメントになっているので後付けが可能という点もポイントです。

関西エクステリアフェア2025 ナスタ展示ブーススイッチボットを後付け可能なユニットを開発中

さらに価格はNasta Box+に「約+10,000円程度」とリーズナブルな価格設定を予定しているとのことでした。

まずはNasta Box+を買ってみて、シリンダー錠での解錠が面倒だと感じたら、後付けできるという点は、ユーザーのニーズを満たしてくれる選択肢になると感じました。

ブースでも盛り上がっていたので、このシステムは実際に販売されそうな気がします。

営業さんの話では、Nasta Box+POSTの「門柱ユニットタイプ」にも新たな動きがあるとのこと。
これまで門柱ユニットタイプは特注で「インターホン取り付け穴無し」ということができましたが、今後は在庫を持って標準化される予定とのこと。

関西エクステリアフェア2025 ナスタ展示ブース門柱ユニットのインターホン取り付け穴無しの仕様も今後は一般化予定

これにより、従来約1.5ヶ月かかっていた出荷目安が大幅に短縮され、より早くお届けできるようになります。

当店でも門柱ユニットタイプをご注文いただく60％程度は「インターホン取り付け穴無し仕様」という、特注ながらも人気のある仕様ですので、この運用方法の変更はお客様にとって嬉しい変更ですね。

ちなみに、Nasta Box+POSTで特に人気なのは、「オールブラック仕様」の「門柱ユニット」とのことです。

これはMサイズ・Lサイズ、どちらでも同じとのこと。

意外だなと感じたのが、Lサイズも「前入れ前出し仕様」が人気があるとのこと（Mサイズには前出ししかありません）。

もしかしたら、背面をぎりぎりまで建物に寄せたりするといった使い方をするケースが多いのかもしれません。このパターンなら、前入れ前出し仕様の方が敷地を大きく使えるため、前入れ前出しが選ばれているのかもしれませんね。

ナスタブースでは、2025年4月にNasta Box+POSTに追加された施工タイプ「据置タイプ」・「ポールタイプ」も展示されていました。

関西エクステリアフェア2025 ナスタ展示ブース据え置きタイプとポールタイプも展示されていました。
夏にはポスト機能を除外した「Nasta Box+」も登場予定で、さらに様々なシチュエーションに対応することができるようになります。

ボックス本体には樹脂を用いることで、錆びにくさと価格面で強く訴求しながらも、ボックス外観は無塗装ながらもマットな質感で決して安っぽさも出さないという作りです。

関西エクステリアフェア2025 ナスタ展示ブースマットな質感で樹脂っぽさがないボックス本体

多くの施工方法と機能性で「宅配ボックスを付けてみたいな」と考えているユーザーを、それこそ「総取り」しようとしているんじゃないかと思わせるような展示でした。

次回はまた別のメーカーをご紹介予定です。どうぞお楽しみに！