関西エクステリアフェア2025参加レポ!福彫のリン酸処理風表札と充実の看板ラインナップに注目

2025年6月5日(木)・6日(金)の2日間、インテックス大阪で開催された「関西エクステリアフェア2025」に参加してきました!
会場はインテックス大阪の1・2号館と広く、約60の企業・団体が出展する、日本最大級のエクステリア総合展示会です。
2日間かけて回ったものの、正直なところ見どころが多すぎて、すべてをじっくり見るのは難しいほどでした……。
私にとっては、まさに「関西万博レベル」の展示会でした(笑)
そんな中でも、気になるメーカーをいくつかピックアップして、現地で直接お話を伺ってきましたので、何回かに分けてじっくりご紹介していきます。
第1弾は、表札・看板でおなじみの「福彫」さん。
ブースでは山本部長に詳しくご説明いただき、新商品を中心に、普段カタログだけではわかりづらい部分についても、しっかりとお話を伺うことができました。
・関西エクステリアフェア2025に参加できなかった方
・福彫さんの新商品が気になる方
通常、リン酸処理はオーダー品に不向きとされることが多いのですが、そこをあえて表札で実現している点がポイント。
この処理の魅力は「マットな高級感」。
福彫さんいわく、ちょうど「マットなベンツ」をイメージして仕上げたとのことで、外光に当たるとさりげなくキラッと光る上品さが特徴です。
フレームフェンスは「キャップレス」の一体成型
意外と知られていないですが、福彫さんにはデコフレームというフェンス製品があります。
アルミメーカーでもラインタイプのフェンスはありますが、端部に樹脂キャップを付ける必要があるため、見た目に違和感が出ることも。
その点、福彫のデコフレームはキャップ不要の「完全一体成型」。見た目のスマートさに大きく貢献しています。
一度使うとリピーターの方も多いというのもうなずけます。
また、2025年のカタログから塗装カラーを5色に拡大。
リン酸処理風カラーも選べるので、住宅のテイストや外構のデザインに合わせたコーディネートが可能です。
看板にもリン酸処理風塗装を採用!100V対応サインにも注目
看板・銘板カテゴリでも、リン酸処理風の塗装を取り入れた新商品が登場。
看板・銘板 自立式サイン(LED100V)ステンレス切抜き KZ-207は、4月にリリースされたばかりながら、すでに受注が入っているとのこと。
継ぎ目のない一体型デザインも、美しい仕上がりに貢献しています。
集合住宅向けのエントランスサインでは、「背の低いタイプ」が近年のトレンドとのこと。
福彫もこのニーズに応える新商品を展開しています。
また、これまで12V対応だった看板・銘板は、今年から100V仕様に変更が可能に。
トランスの設置場所に困る現場でも、1万円程度の追加費用で切り替えが可能とのことで、かなり実用的な改良といえそうです。(トランスを購入するより安いかも…)
実際、看板では100V対応商品が人気とのこと。照明を別に設ける必要がなく、単体で高級感を出しやすいこと点が選ばれている理由のようです。
ステンレスブラックの「黒」はひと味違う
新商品の「METAL 金属(ドライエッチング)ステンレスブラックHL SB-201」は、ブラックステンレスとゴールドの文字の組み合わせで高級感があります。(写真撮り忘れました💦)
山本部長いわく、この黒は塗装ではなく、「酸化被膜を厚くして黒で止める」ことで、深みのある黒色を実現しているとのこと。
この処理方法により、塗装のように剥がれたり退色する心配もなく、SUS304よりもさらに高い耐久性を備えているとのことでした。
見た目の重厚感と実用性を両立した、まさに「本物志向」の黒です。
ちなみにこのステンレスブラック、実は材料費が非常に高いそうですが、掲載時にステンレスカテゴリにまとめてしまったため、今さら別カテゴリに分けるのが難しくなっているとのことでした(笑)
※ステンレスブラックシリーズはこちらからご覧いただけます。
その他にも要チェックなポイント多数!
今回のブースでは、以下の商品も展示されていました(一部ご紹介)
- 真鍮表札「ラシック」:売上ランキングをこっそり教えていただきました。ラシックは書体が変わると印象が変わるので、選ぶ際の参考にどうぞ。1位「SKT-101」、2位「SKT-103」、3位「SKT-102」
- CADY(キャディ): CAD対応の新作表札。Photoshop加工をせずにデータ連携ができるため、設計・提案作業がスムーズに。→ 商品ページはこちら
- ランパード: 控え壁無しでH1,550mmの門塀が短工期で設置可能。空洞音が気になる場合は、内部に砂を入れると音が抑えられるという裏技あり。→ランパードシリーズはこちら
- トリニー: 側面の意匠が特徴。バイブレーション仕上げの真鍮を挟んだ2025年の新商品で、展示位置は側面が見えるようにたか側面が見えやすいようにという配慮か、展示位置は高め。
- タイニーサイン: 今年は人気に応えて種類・カラーバリエーションを大幅拡充。KTR-3やKTR-6は筆文字との相性も抜群。→ 商品一覧はこちら
まとめ:「素材の表情」にこだわる福彫クオリティ
最後はやや駆け足になってしまいましたが(笑)、今回の福彫ブースでは、住宅用の表札だけでなく、看板やサインといった大型製品も多数展示されており、とても見応えのある内容でした。
表札や看板は、単なる実用品ではなく、住まいや建物の印象を大きく左右する大事なパーツ。
だからこそ、リン酸処理風塗装やブラックステンレスなど、質感にこだわった提案がこれからのデザインにおける強力な武器になるのではと感じました。
次回はまた別のメーカーをご紹介予定です。どうぞお楽しみに!
この記事へのコメントはありません。