関西エクステリアフェア2025参加レポ! 四国化成建材の意匠塗料「Texage(テクサージュ)」は10月発売へ

2025年6月5日・6日にインテックス大阪で開催された「関西エクステリアフェア2025」。
参加レポート第5弾では、「四国化成建材」さんのブースをご紹介します。
・関西エクステリアフェア2025に参加できなかった方
・外構の塗り壁仕上げにこだわりたい方
・金属下地や既設塗装面のリフォーム対応塗料を探している方
「高意匠塗料」の名称は「Texage(テクサージュ)」に決定!
実は、今回の四国化成建材さんのブースは、今年3月に香川県で開催された「四国化成エキシビション2025」で展示されていた内容を先に見ていたため、今回はブース会場が広い版という位置づけで見学していました。
そんな中で、ひとつ大きな違いを発見。
3月時点では名称未定だった高意匠塗料ですが、今回の関西エクステリアフェアでは正式に「Texage(テクサージュ)」という名称が発表されていました。
(もしかすると、香川以降の展示会ではすでに発表されていたかもしれません。あしからず。)
このネーミングは、「テクスチャー(意匠性)」と「エイジ(耐候性)」を掛け合わせた造語で、デザイン性と耐久性を両立させた塗料という意味合いのようです。
四国化成エキシビション2025での展示内容については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

「~風」が簡単に作れるという塗料。
テクサージュの特徴を一言で表すと、「質感と色を自由に組み合わせて、オリジナルの仕上げができる塗料」。
トレンドの質感とカラーをそろえたラインナップの中から自由に組み合わせることで、「モルタル風」や「リン酸処理風」といった“〜風”の仕上がりを自在に作ることができます。
施工は、2種類のローラーを使って簡単に行うことが可能。
ローラーなら鏝(こて)などに比べて専門的な技術が不要なため、施工のハードルがぐっと下がります。
前回のブログでも紹介しましたが、この塗料のすごいところは、金属下地にも塗装できるという点。
そのため、既存のエクステリア商材のリフォーム対応としても活用が可能です。
また、現場の状況に合わせて「現場塗装仕様」と「乾式パネル仕様」が用意されているのもポイント。
曲面や凹凸部のある現場には現場塗装仕様を、外装や内装の広範囲には乾式パネル仕様を使うなど、シーンに応じて使い分けができます。
テクサージュのポイントをまとめると、以下の通りです。
- ローラー2種で施工可能
- 金属下地にも塗装OK
- パネル施工と現場塗装の両方に対応
…と、柔軟性の高さが大きな魅力の塗料です。
適応下地のカバー範囲がとにかく広い!
特に注目したいのが、サイディング・ビニールクロス・鉄板・アルミなど、非常に幅広い下地に対応できる点。
下地によってプライマーや下地処理の方法は異なりますが、四国化成さんでしっかりと検証・検討が行われているようですので、市販時には安心して使える仕様になると思います。
この「検討」がかなり広範囲にわたっているようで、会場でいただいたチラシでは、検討中の下地として「タイル」「ガラス」「プラスチック」なども挙げられていました。
それだけでなく、使用するプライマー自体も複数検討中とのことで、自社製品の「ex.シーラー」や「シーラーB」に加えて、市販の下塗り材まで含めて選定しているようです。
その影響もあってか、3月の展示会ではテクサージュの発売予定は「7月」でしたが、今回の展示会では「10月発売予定」に変更されていました。
各種下地との相性・施工性・安全性など、検証にしっかり時間をかけているところに、四国化成さんのものづくりへの本気度が感じられました。
先行でスタートするSKセレクトカラーの新色「ニュアンスカラー」も注目
展示会では同時に、全52色の「ニュアンスカラー」シリーズも紹介されていました。
こちらは予定通り2025年7月発売予定で、すでにA4サイズの塗装済サンプルは出荷可能とのこと。
サンプル帳はまだ完成していませんが、実物で質感を確認したい方には朗報です。
このニュアンスカラーは、SKセレクトカラーに対応した製品であれば選択可能です。
まとめ:気が付いたら「テクサージュ」のことしか書いてなかった。
3月の展示会で一度見ていたということもあり、気がつけば今回のレポートは「テクサージュ」一色になってしまいました(笑)
昨年発売されたアクセルブーストと同様、ブース内でも広いスペースを使って実演が行われており、四国化成さんの注力商品であることは間違いないと思います。
ただ、やはり気になるのは発売時期。
アクセルブーストは2024年11月に発売されましたが、総合カタログ発刊時期とズレがあったため、しばらくは単品チラシのみの展開になり、カタログ掲載後も認知までにやや時間がかかっている印象があります。
発売後にどれだけ力を入れて育てていくのか?
その点は四国化成さんはやや控えめな印象もありますが、今回発表された「テクサージュ」が、どこまで市場に広がるのか今から楽しみです。
次回も関西エクステリアフェア2025のレポートをお届け予定です。どうぞお楽しみに!
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