関西エクステリアフェア2025参加レポ！丸三タカギの機能門柱レガリオ・高級表札ヴライアを実物チェック！

2025年6月5日・6日にインテックス大阪で開催された「関西エクステリアフェア2025」。

今回は第7弾として「丸三タカギ」さんのブースをご紹介します。

今回は、機能門柱「レガリオシリーズ」や、高級表札「ヴライア」、さらに素材やデザインに工夫が光る表札シリーズまで、注目の商品が揃っていました。

重厚なファサードに新提案「ヴライア」シリーズが登場！

今年の目玉商品が、新登場の「ヴライア」シリーズ。
重厚感ある貼り材に負けない存在感を持つサインがコンセプトで、マンションや高級住宅をターゲットにした表札とのこと。

シリーズの中で、最も高価なものは定価468,000円（税別）と、表札の価格としては群を抜いて高級！

価格に目が行きがちですが、細部にもこだわりが見られます。

壁の仕上げ材によって変化する厚みに対応できるよう、スペーサーで調整可能な仕様や、LEDの交換が可能でメンテナンス性にも優れている点、さらに12Vの電源で光源が見えないよう設計されたディテールも好印象。

会場では明るい環境下で展示されていましたが、サインの照明が点灯していたので、できれば暗い環境でも見てみたかった…というのが本音。

とはいえ、十分に雰囲気は伝わってきたので、「表札が家の“顔”になる」ということを改めて感じさせてくれる意欲的な商品だと思いました。

これまで「重厚なファサードを作りたいけど、それに見合う表札が見つからない」という設計の方には、ヴライアシリーズは有力な選択肢かもしれません。

鋳物表札？いいえ「樹脂製」です。

もちろん、高ければ良いというわけではありません。
たとえば、新商品の「レリード」。

一見すると鋳物のような立体感が特徴ですが、実はこれ、「樹脂」を削り出して製作されているとのこと。

鋳物で製作するとなると型が必要になり、非常に高額になるという課題がありますが、レリードは先述のとおり、樹脂を削って加工することで、鋳物よりもかなりリーズナブルに製作できるというメリットがあるそうです。

「樹脂」と聞くと見た目が気になるかもしれませんが、丸三タカギ独自の塗装技術「エイジングカラー」の仕上がりを見る限り、樹脂には見えません。

ちなみに、このレリードにはもう一つのポイントが。

それは、目地に合わせて施工できる「背面バー仕様」を採用している点です。

表札の文字同士を背面バーでつなぐことで、施工性の向上に加え、目地に合わせることでノイズレスな仕上がりを実現しています。

目地の色味に合わせられるよう、背面バーは6色のカラーバリエーションが用意されている点もこだわりです。

余談。宅配ポスト搭載門袖「ヴァント」が売れてるらしい。

軽量な素材を用いた乾式門袖「ヴァント」ですが、展示会で営業の方に話を伺ったところ、販売から半年程度はあまり売れていなかったものの、IEROGO（ルート向けカタログ）に掲載された後からは、かなり売れてきているとのこと。

ヴァントの本体部分を製造している工場からも「結構売れるんですね！」と言われるくらい、想定以上の反響があったそうです。

ここに書いてよいのかわかりませんが、戸建て分譲地の一帯でヴァントを採用されるケースもあるとのこと。

ブロック積みが不要で、施工の手間を減らせることから、今後さらにニーズが広がりそうな予感です。

機能門柱「レガリオ」って番号で何が違うか知ってます？

ブースでは、「レガリオ」シリーズの新作「3」と「4」も展示。これまで発売されていた「2」から、名称が順に繰り上がっている形ですが、見た目だけでは違いが分かりにくい印象も。
違いについて、つい質問してしまいました。

まず、「レガリオ」の後ろの数字は発売順を示しているとのこと。

2・3・4の具体的な違いは以下の通りです。

• レガリオ2：支柱に木目仕上げあり、宅配ポストはアルミカラー
• レガリオ3：支柱・宅配ポストともに木目調仕上げ
• レガリオ4：宅配ポストのみ木目調仕上げ、支柱はアルミカラー

中でも一番の売れ筋は、最新の「レガリオ4」とのこと。
木目の雰囲気を取り入れつつも、コストを抑えやすい構成が人気の理由のようです。

高級感とシンプルさを両立「アンダンテ」

最後にご紹介するのは、文字間隔にこだわったシンプルな表札「アンダンテ」。
最近のレクサスのロゴも、広めの文字間隔になっているそうで、そうしたトレンドを意識した仕上がりとのこと。

文字同士の間隔が広く、都会的で洗練された印象に仕上がります。

カタログには記載がありませんが、要望に応じてスペーサーの出荷にも対応しているとのこと。

壁面にぴったり取り付けたり、スペーサーで浮かせて設置したりと、状況に応じた取り付けが可能です。

まとめ：新築着工数が減少する中で「選ばれる理由」が多様化してきていると感じた。

丸三タカギのブースでは、機能門柱から高意匠の表札まで、幅広いニーズに応えるアイテムが揃っていました。

特にヴライアは、新築着工数が減少する中で、いかに1件あたりの付加価値を高めていくかという課題に対し、非常にチャレンジングな商品だと感じました。

また、新たな需要を掘り起こすためにも、レガリオのような機能門柱のシリーズ展開は、自然な流れのように思えます。

丸三タカギの今後の新商品にも期待が高まります。

さて、第7弾となったこの関西エクステリアフェア2025のメーカー別深堀レポートは、今回が最終回です。（60ブースすべてを紹介するのはさすがに厳しく…掲載できなかったメーカーさん、すみません。）

次回は、関西エクステリアフェア2025の総まとめとして、気になった展示品をピックアップしてご紹介します。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。