建築・建材展大阪2026 オンリーワンクラブブースレポート!車止め「フルート」シリーズを深掘り

建築・建材展大阪2026 オンリーワンクラブブースレポート!車止め「フルート」シリーズを深掘り

建築・建材展大阪2026のオンリーワンクラブブースでは、車止めや水まわり商品、プランターなど、屋外空間に関わる商品がまとめて展示されていました。

普段はカタログや商品画像を見ながら商品登録をしていますが、展示会で実物を見て担当者の方から話を聞くと、開発された理由や採用事例まで知ることができます。

「この仕様には、そんな背景があったのか」と感じる話も多く、個人的にもなかなか面白い展示内容でした。

今回は、ブースの中でも特に詳しくお話を伺うことができた、車止めの「フルートシリーズ」を中心に紹介します。

■本記事はこんな方におすすめ
・建築・建材展 大阪2026のオンリーワンクラブブースの展示内容が気になる方
・アルデコール フルートシリーズの特徴や開発背景が気になる方
まずは、オンリーワンクラブブースの様子を動画でご覧ください。

動画内では、今回紹介するフルートシリーズのほか、水まわり商品やプランターなども確認できます。

車止めのデザインを生かした「フルートバイシクル」

最初にお話を伺ったのが、2026年新商品の「フルートバイシクル」です。

名前からも分かるとおり、車止めとして販売されている「カーストッパー アルデコール C610 フルート」の形や雰囲気を生かして作られたサイクルスタンドです。

基本構造は車止めのフルートと共通しており、主な違いはパイプの長さとのことでした。

通常品とは別に、長さ610mmのフルートと同じサイズで特注製作することも可能です。

説明を聞いているときは「なるほど」とそのまま受け止めていたのですが、事務所へ戻ってカタログを見比べると、フルートバイシクルは脚部がカーボンブラックメタリックになったツートンカラー仕様でした。

ということは、C610フルートと同じ大きさで特注すると、通常品とは少し印象の違うツートンカラーの車止めとして仕上げられるという意味なのかもしれません。

既製品の色や形では少し物足りないという方には、意外と使える選択肢になりそうです。

また、先端のエンドキャップには、光が当たると反射するという特長があります。

夜間に車や自転車のライトが当たれば、設置場所の目印にもなります。駐輪時にタイヤ止めの位置を確認しやすいのは、地味ながら助かるポイントです。

単に自転車のタイヤを止めるだけではなく、フルートらしいデザインを残しながら、夜間の視認性まで考えられた商品だと感じました。

長さ610mmの「C610フルート」は11色展開

フルートシリーズの定番商品「アルデコール C610フルート」は、長さ610mmのタイプで11色展開されています。

ローズピンクやアクアマリンメタリックなど、車止めとしてはかなり特徴のある色もありますが、これらは特注色ではありません。

すべて通常ラインアップとして選べるレギュラーカラーです。

その中でも、特に人気が高いのは「アーバングレーメタリック」とのことでした。

派手すぎず、住宅にも店舗にも合わせやすい色なので、人気があると聞いても違和感はありません。

また、このL610mmのレギュラーサイズは、月に100本ほど販売されているそうです。

車止めというと、コンクリート製の無機質なものを思い浮かべる方も多いと思います。

価格や機能だけで選べば差が出にくい商品ですが、形や色に少しこだわるだけでも、駐車スペース全体の見え方は変わります。

玄関まわりや門柱にはこだわっていても、車止めは無しというケースも多いため、こうした商品を使うと駐車スペースもおしゃれに仕上がりそうです。

今回の建築・建材展では建築金物の出展が多かったのですが、エクステリア商品を中心に展示していたのは、私が見た範囲ではオンリーワンクラブくらいだったように思います。

ブースを見ていた方から聞こえてきた反応で印象に残ったのが、「こういう商品があるんだね」という一言でした。

普段、車止めや立水栓を扱うことがない業者の方にとっては、見慣れない商品も多かったのだと思います。

そう考えると、普段とは少し客層の違う展示会に出展することも、商品を知ってもらうという意味では効果がありそうです。

その一方で、「これは自分には全然関係ないな」と言いながら、短時間でブースを出ていく方もいました。

誰にでも刺さる展示ではありませんが、興味を持つ人には強く印象に残る。そんなブースだったのかもしれません。

グッドデザイン賞・特許・意匠登録を取得

さて、フルートの話に戻ります。

この「フルート」は、グッドデザイン賞を受賞しているだけでなく、特許と意匠登録も取得しています。

見た目が特徴的なだけではなく、構造やデザインそのものにも独自性がある商品です。

説明してくださった担当者の方は、以前YouTubeで、フルートに似たものを単管とブロックから自作しようとしている動画を見たことがあるそうです。

確かにフルートだけを見れば、「パイプを切って脚を付ければ作れそう」と思う方もいるかもしれません。

ただ、実際に作ろうとすると、エンドキャップの加工、塗装、脚部の仕上げ、設置後の安定性など、考えなければならないことは意外と多そうです。

材料を探し、寸法を決め、加工して塗装する。

そこまで時間をかけたうえで、既製品より格好よく仕上げられるかというと、なかなか難しいと思います。

担当者の方が「作る時間を考えたら買った方が早い」と話されていたのも納得でした。

DIYで似た形を作ること自体はできるかもしれませんが、製品としての見た目や完成度まで求めると、想像以上に手間がかかりそうです。

ということで、DIYに挑戦する前に、ぜひ当店でフルートをお買い求めください(笑)

新商品の「Flute SIX」は設置方向が分かりやすい

従来のフルートでは、施工時に前後の向きを間違えて設置してしまうケースがあったそうです。

単純に向きが分かりづらいというよりも、車止め自体の施工難易度がそれほど高くないため、施工説明書を細かく確認せずに取り付けられることが原因のようでした。

そこで新商品の「Flute SIX(フルートシックス)」では、脚部の裏側に取付方向を示す刻印が追加されています。

施工する際に刻印を確認すれば、どちらを前にすればよいか判断しやすくなりました。

完成した商品だけを見ると、小さな変更に見えるかもしれません。

それでも、実際の施工現場で起きたことを拾い上げ、次の商品で改善していることが分かります。

この変更内容はカタログにも掲載されています。

ただ、初めてフルートを見る方にとっては、「なぜわざわざ取付方向の説明が書かれているのだろう」と感じる情報かもしれません。

一方で、普段からカタログを見ているプロユーザーは、向きを間違えにくくなったことがすぐに分かります。

一般のお客様には目立ちにくい内容でも、施工する方に向けた改善点を紙面上できちんと伝えているということなのでしょう。

こうした背景まで聞けるのは、展示会ならではだと思います。

フルートを作っているのは仏具製作の職人

フルートを製造しているのは、もともと仏具を作っていた職人とのことでした。

仏具は、金属の加工や表面の仕上げに細かな技術が求められる分野です。

フルートのエンドキャップに施されたローレット加工など、細部まできれいに仕上げられているのは、そうした経験が生かされているからかもしれません。

複雑な装飾がある商品よりも、形がシンプルな商品の方が、わずかなズレや仕上げの粗さが目立つことがあります。

フルートが単なるパイプ製品に見えず、外構の一部として成立しているのは、こうした職人の加工技術があるからだと感じました。

再開発や自動車販売店、賃貸住宅でも採用

アルデコールシリーズは、住宅だけでなく、さまざまな施設で採用されているそうです。

例えば、アルデコールC600シリーズのプレミアムカータイプは、大阪・梅北の再開発や、レクサスの展示場で採用された事例があるとのことでした。

レクサスの展示場に設置されていると聞くと、「プレミアムカータイプ」という商品名にも説得力がありますね(笑)

また、アルデコールC610フルートは、大和ハウスの賃貸住宅「D-room」にも採用されているそうです。

さらに、トヨタカローラでは、コーポレートカラーに合わせる形でレーシングイエローが選ばれた事例もあるとのことでした。

車止めは、車の進入を防いだり、駐車位置を示したりするための設備です。

ただ、色やデザインを選べる商品であれば、建物や企業のイメージに合わせた使い方もできます。

トヨタカローラの事例のように、企業カラーと車止めの色を合わせれば、設備でありながら外観デザインの一部にもなります。

機能だけでなく、建物全体の雰囲気に合わせて選べることが、採用先の広がりにつながっているのだと思います。

タイヤの通り抜け防止にはC800の2本使い

車止めを設置する際、タイヤが隙間を通り抜けてしまわないか心配になる場所もあります。

そのような場合は、「C800 フルートロング」を2本並べて設置する方法がおすすめとのことでした。

1本だけで設置するよりも車両の進入を防ぎやすくなり、車止め自体の存在も分かりやすくなります。

設置場所や目的に合わせて、商品の長さや本数を選べる点も、フルートシリーズの使いやすさだと思います。

まとめ

今回は、建築・建材展大阪2026のオンリーワンクラブブースで聞いた内容の中から、フルートシリーズに絞って紹介しました。

展示会で説明を聞くまでは、正直なところ「デザインに特徴がある車止め」というくらいの認識でした。

ただ、実際にはエンドキャップの加工やカラー展開、施工時の向きを間違えにくくする改良など、見た目だけでは分からない工夫がいくつも入っています。

仏具を作っていた職人が製造しているという話も印象に残りました。

形だけを見るとシンプルな商品ですが、細かな加工や仕上がりまで考えると、単管などを使って自作するより、素直に商品を購入した方が早くてきれいに収まりそうです(笑)

また、レクサスの展示場やD-roomなどで採用されている話を聞くと、車止めも単に車を止めるためだけのものではなく、建物の雰囲気に合わせて選ばれていることが分かります。

普段は商品ページを作るためにカタログを見ることが多いですが、今回のように商品の背景まで聞けると、紹介するときの見方も少し変わりますね。

オンリーワンクラブブースには、フルート以外にも表札や照明、水まわり商品、プランターなど、さまざまな商品が展示されていました。

次回は、その中から担当者の方に詳しく話を聞くことができた、大型パン「パーチェ」、屋外用シャワー「ジラーレ レイン」、ベンチプランター「コブル」を紹介します。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。

今回ご紹介した「アルデコールシリーズ」はこちら

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