駐車場の段差を解消するには?車の乗り入れに使えるグレーチング・段差プレートを紹介

駐車場の段差を解消するには?車の乗り入れに使えるグレーチング・段差プレートを紹介

自宅の駐車場へ車を入れるときに、

「道路と敷地の間に段差があって車が入りにくい」
「タイヤやバンパーが段差に当たりそう」
「側溝があるので、雨水の流れを妨げずに段差を解消したい」

こんなことで困ったことはないでしょうか。

道路と敷地の境界には、側溝や縁石などの関係で10cm前後の段差ができていることがあります。

そのような場所で使われているのが、車の乗り入れをしやすくするための段差プレートや歩道上がりグレーチングです。

比較的手軽に設置できる便利な商品ですが、道路との境界付近に置くものなので、設置場所によっては注意しなければならない点もあります。

今回は、駐車場へ車を乗り入れる際に気になる段差について、商品の選び方や設置前に確認しておきたいポイントをご紹介します。

■この記事はこんな方におすすめ
・道路と自宅駐車場・事業所などの敷地境界にある段差でお困りの方
車の乗り入れ部分にできる段差とは?

住宅や店舗、事業所などでは、道路と敷地の間に側溝が設けられていることがあります。

道路と駐車場の間にある段差

段差のイメージ

道路から駐車場へ入る際、

  • 敷地側が道路より高い
  • 側溝部分に段差がある
  • タイヤが段差を乗り越えるときに衝撃がある
  • 車高の低い車では下回りが気になる

といったことが気になる場合があります。

少しくらいの段差なら、そのまま乗り越えている方も多いと思います。

ただ、毎日車を出し入れする場所となると、乗り入れるたびに「ガタン」と衝撃があるのはけっこうなストレスです。

そんなときに使われるのが、段差を緩やかな傾斜にしてくれる段差解消用品です。

段差を解消してくれる商品は「樹脂製」と「金属製」がある

段差を解消する商品を探してみると、大きく分けて「樹脂製タイプ」と「鋼板製タイプ」があります。

どちらが良いというよりも、設置する場所や上を通る車によって向き不向きがあります。

手軽に設置しやすい「樹脂製段差プレート」

樹脂製の段差解消プレート

比較的手頃に導入しやすいのが樹脂製です。

近所のホームセンターなどで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

当店で取り扱っている四国化成の「ハイ・ステップ・コーナー」は複合樹脂製で、適用車両は4t車までとされています。使用する際は、付属のボルトで商品同士を連結します。

4tまでと聞くと、かなり重い車まで使えそうに感じます。

ただし、カタログには

キャタピラ、ブルドーザー、ダンプカーでのご使用はご遠慮ください。

という記載があります。

一般住宅ではあまりないケースだと思いますが、工事現場などで重機や大型車両が通る場所には向いていません。

複数枚を並べて必要な間口をつくれるので、一般住宅の駐車場などでは使いやすい商品です。

価格も比較的抑えやすく、「まずは手頃な方法で段差を解消したい」という場合には選びやすいと思います。

一方で、設置する場所によっては、大雨や強い水流でステップが動いたり、浮いて流されてしまったりすることもあるようです。

本体そのものに雨水を通す構造があるわけではないので、側溝付近に設置する場合は、排水を妨げないかも確認しておきたいところです。

強度と排水性を重視するなら「鋼板製グレーチング」

鋼板製の段差解消グレーチング

もう少し強度を重視したい場合は、鋼板製の歩道上がりグレーチングという選択肢があります。

法山本店の「ノンスリップ型歩道上りグレーチング HGLX」は鋼板製で、道路と敷地の段差をスロープ状につなぎながら、グレーチングの隙間から雨水を流せるのが特徴です。

表面はノンスリップ仕様になっており、

  • 2t荷重
  • 4t荷重

から選べます。

対応する段差は100~120mmで、グレーチング本体の長さは600mm・1000mmの2種類があります。

こちらの商品は、安全のためアンカーでの固定が推奨されています。

実際に「排水性と強度」で選ばれた事例も

HGLXをご購入いただいたお客様から、自宅駐車場の排水溝部分へ設置したというレビューをいただいたことがあります。

以前は樹脂製の商品を使用されていたそうですが、大雨のときに流されてしまった経験があり、今回は金属製を選ばれたとのことでした。

また、グレーチング形状なので雨水を通すことができ、頑丈なつくりにもご満足いただけたようです。

このように、側溝の前を大きく塞いでしまう樹脂製の商品と比べると、排水を確保しながら車の乗り入れをしやすくできるのは、歩道上がりグレーチングの大きな特徴だと思います。

  1. この商品の評価: 5

    自宅駐車場に設置しました。排水溝があるため雨水を通すこちらの商品を選びました。樹脂製で安いものもありますが、大雨の時に流されてしまった経験があり、こちらの金属製にしました。大変頑丈な作りなので安心です。

    【法山本店】ノンスリップ型歩道上りグレーチング HGLX お客様の声レビュー
ハイエースなど重量のある車は耐荷重を確認

段差プレートを選ぶときに、意外と見落としやすいのが車両重量です。

特に、

  • ハイエース
  • キャラバン
  • 商用バン
  • 荷物を多く積む車
  • 事業用車両

などは、2tを超える場合があります。

当店でも以前、車両重量2,030kgのハイエースグランドキャビンについてお問い合わせをいただいたことがあります。

この場合、車両重量だけですでに2tを超えています。💦

しかも実際に使用するときには、車両重量+乗員+積載物の重さが加わります。

そのため、HGLXの場合は2tを少しでも超える車両であれば、当店では4t荷重タイプをご案内しています。

  1. この商品の評価: 5

    名古屋市L型側溝に設置しました。名古屋市L型側溝に対応した段差解消グレーチングが見つからない中、やっと見つかりました。バッチリ段差解消できました。的確なアドバイスと迅速な対応ありがとうございました。

    【法山本店】ノンスリップ型歩道上りグレーチング HGLX お客様の声レビュー

2tタイプと4tタイプでは価格差もあるため、できれば2tタイプで抑えたいと考える方も多いと思います。

ただ、耐荷重が足りずグレーチングが破損してしまえば、結局は買い替えが必要になります。

価格だけで決めるのではなく、「どんな車がここを通るのか」は事前にしっかり確認しておきたいところです。

「少しだけ2tを超えている程度だから大丈夫」と考えず、余裕を持った耐荷重を選んでいただく方が安心です。

樹脂製と鋼板製、どちらを選ぶ?

一般住宅で普通乗用車が中心で、できるだけ費用を抑えたい場合は、樹脂製段差プレートが選びやすいと思います。

一方で、

・重量のある車が通る
・排水溝の上や近くに設置したい
・強度を重視したい
・大雨などで動きにくいものを選びたい

という場合は、鋼板製の歩道上がりグレーチングも候補になります。

私自身、商品を選ぶ際は価格だけではなく、

「どんな車が通るのか」
「どこに設置するのか」
「雨水の流れを妨げないか」

このあたりを確認してから選ぶのが大切だと思います。

道路と敷地境界への設置は注意が必要です

ここで一番注意していただきたいのが、商品を「どこに置くのか」という点です。

段差解消プレートを自宅の敷地内に設置する場合と、道路上に置く場合では扱いが変わります。

自治体によっては、自宅駐車場へ車を乗り入れるためであっても、道路上に段差解消ブロックや鉄板などを無断で設置しないよう案内しています。

理由としては、

  • 歩行者や自転車・バイクの事故につながる
  • 道路上の雨水の流れを妨げる
  • 道路冠水の原因になる
  • 設置物がずれたり跳ね上がったりする

といった危険が考えられるためです。

自治体によっては、道路上への段差解消ブロックなどの設置について、道路法第43条に触れる可能性があるとして案内しています。

参考として、稲城市のホームページをご紹介します。

■稲城市:道路上に段差解消プレート等を設置しないでください

つまり、「自宅の前だから自由に置いてよい」というわけではありません。

道路部分や道路側溝など、公道にかかる可能性がある場合は、商品を購入・設置する前に道路管理者へ確認してください。

正式に段差を解消するには道路管理者への相談を

設置には相談が必要なケースがあります。

道路側の縁石や側溝そのものを変更して、車両の乗り入れ口をつくる場合は、道路法第24条に基づく承認工事などが必要になる場合があります。

大府市のホームページでは、道路上に段差解消ブロックなどを置くのではなく、道路管理者へ相談したうえで、側溝の入れ替えや乗入口設置工事などを行う方法が案内されています。

こちらも参考としてリンクを掲載しておきます。

■大府市:車の乗り入れのために段差解消ブロック、鉄板、羽根つきグレーチング等を設置しないでください

道路の管理者は、

  • 国道
  • 都道府県道
  • 市区町村道

などによって異なります。

また、見た目だけでは道路と敷地の境界が分かりにくい場所もあります。

「ここに置いて大丈夫かな?」と迷う場合は、市区町村などの道路管理窓口へ確認してから設置することをおすすめします。

段差・車両重量・排水性の3点を確認しよう

道路と駐車場の間にある段差は、段差プレートや歩道上がりグレーチングを使うことで、車の乗り入れをしやすくできる場合があります。

商品を選ぶときは、

  1. 段差の高さ
  2. 通過する車両の重量
  3. 側溝などの排水を妨げないか

この3点は確認しておきたいところです。

価格を抑えたい場合は樹脂製、強度や排水性を重視したい場合は鋼板製の歩道上がりグレーチングが候補になります。

特にハイエースなど2tを超える車両が通る場合は、車両重量だけではなく、乗員や荷物を含めたうえで耐荷重を選ぶようにしてください。

また、道路と敷地の境界付近に設置する場合は、商品が公道部分にはみ出していないかという点も重要です。

公道への設置や側溝そのものの改修については、自己判断で進めず、道路管理者へ確認してください。

エクストリムでは、手頃な樹脂製の段差プレートから、2t・4t荷重に対応した鋼板製歩道上がりグレーチングまで取り扱っています。

「自宅の段差にはどの商品が合うのか分からない」という場合は、段差の高さや使用する車両などをお知らせいただければ、商品選びのお手伝いも可能です。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

関連商品

グレーチングの溝がない歩道上りも取り扱っています。

表面に縞鋼板が貼られているため、ベビーカーや自転車などの細い車輪がグレーチングの隙間にはまる心配がありません。

その一方で、グレーチングタイプのように雨水を下へ流すことはできないため、設置場所には注意が必要です。

また、耐荷重は2tまでとなっていますので、ハイエースなど重量のある車両が通る場所では、車両重量を確認したうえでご検討ください。

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